異業種転職の成功術:警察官からエンジニアへの道と、フリーランスの成功体験

日本

人生にはいくつかの大きな転機があります。私のキャリアもその例に漏れず、複数の業界を渡り歩いてきました。大学卒業後、エンジニアとしてキャリアをスタートし、警察官という異なる道へ進み、再びエンジニアに戻るという珍しいキャリアチェンジを経験。その後、フリーランス、そして大企業のエンジニアとしてのキャリアを積んだのち、再びフリーランスとして高単価案件に挑戦しています。

この記事では、異業種転職やキャリアチェンジに対する不安を抱えている方に向けて、私の経験を元に、リスクをチャンスに変える考え方や実践的なアプローチについてお伝えします。特に「エンジニアから警察官、警察官から再びエンジニアへ」「フリーランスから大企業のエンジニアへ」というキャリアのターニングポイントに焦点を当て、異業種で得た経験がいかにキャリアアップに繋がるかを解説します。

警察官への転職:リスクと期待

エンジニアとして働いていた私が、2012年に警視庁警察官になるという大きなキャリアチェンジを決断したのは、一般的には安定とされる公務員という職業に魅力を感じたからでした。しかし、これは簡単な道ではなく、強い決意と大きなリスクを伴いました。

キャリアチェンジの動機: 当時、エンジニアとしての仕事に充実感はありましたが、同時に「もっと社会に貢献できる仕事をしたい」という気持ちが強くなっていました。そこで思い浮かんだのが警察官という選択肢です。警察官は法律の執行者として直接社会に貢献できる仕事であり、また当時の自分にとって挑戦的な転職先でした。

猛勉強の末に得た警察官というキャリア: 転職を決意してからは猛勉強の毎日。法律、規則、体力トレーニング、全てを真剣に取り組むことで合格を勝ち取りました。これは大きな挑戦で、知識面でも体力面でも今まで経験してこなかった新しい領域に足を踏み入れた瞬間でした。

しかし、実際に警察官として働く中で、「人を守る」という大きなやりがいを感じつつも、自分のスキルや興味がITやシステム開発に強く結びついていることを再確認することになります。そして、エンジニアに再び戻る決断をしました。

再びエンジニアへ:異業種からのキャリアリスタート

エンジニアとしての道に再度戻ると決めた時、多くの不安がありました。転職は簡単ではなく、特に異業種に移った後に再び同じ業界に戻るというケースはあまり多くないため、当時は「果たして成功できるのか?」という疑念もありました。しかし、警察官としての経験が大きな武器となりました。

異業種経験を活かす: 警察官として培った「行動力」「コミュニケーション力」「冷静な判断力」は、エンジニアとしての業務に非常に役立ちました。特に、クライアントの要望に応える際や、複雑な問題を解決するためのスキルは、エンジニアとしてのキャリアアップに大いに貢献しました。

警察官から再びエンジニアに戻った後は、100名規模のSES会社で経験を積み、さらにフリーランスとして独立するという新たな挑戦を迎えます。

フリーランスエンジニアへの挑戦:安定と自由の両立

2015年にフリーランスエンジニアとして独立することは、さらなるキャリアチェンジの一環でした。これまでのエンジニアとしての経験と、警察官で培った自己管理能力、そしてコミュニケーションスキルを武器に、フリーランスとしても成功を収めることができました。

フリーランスとして成功するためのポイント:

スキルの深化と市場価値の向上
フリーランスは「技術力が全て」という面があります。私は常に技術のトレンドを追い、自己学習を続け、スキルを磨き続けました。その結果、より高い単価の案件に挑戦できるようになりました。

人脈の構築と信頼関係の確立
警察官として培ったコミュニケーションスキルがここで大いに役立ちました。クライアントとの信頼関係を築き、安定的に仕事を得るために、誠実で確実な対応を心がけました。このような姿勢が評価され、フリーランスとしての単価も上昇し、最終的には月収90万円を超えるまでになりました。

大企業のエンジニアとしての経験

フリーランスとしての経験を活かし、2020年には常駐先の大手SIerの正社員となり、年収750万円を手にしました。この転機では、フリーランスの自由な働き方と、大企業での安定した収入とキャリア形成の両方を体験することができました。大企業での経験は、より大規模なプロジェクトや、多様なエンジニアと協力する場面を増やし、自身のスキルをさらに高める機会となりました。

再びフリーランスへ:高単価案件への挑戦

2022年には再度フリーランスに戻り、より高単価の案件に挑戦することになりました。エンジニアとしての経験はもちろん、警察官時代に培ったリーダーシップや、フリーランスとしての自己管理能力がここでも役立ち、再度のキャリアチェンジも成功へと導きました。

このように、複数回のキャリアチェンジを経験することで、私は多くの視点からキャリアを築き上げることができました。そして、今では異業種からの転職や、フリーランスとしての成功を支援するためのアドバイスを提供することができています。

まとめ:キャリアチェンジはリスクではなくチャンス

異業種への転職や複数回のキャリアチェンジは、リスクと捉えがちですが、私の経験から言えるのは、キャリアチェンジは新しいチャンスを掴むための絶好の機会だということです。重要なのは、変化に対する柔軟な姿勢と、自分のスキルや経験を活かす方法を常に考えることです。

私が警察官からエンジニアに戻り、さらにフリーランスや大企業でのキャリアを経て成功に至ったように、皆さんも自分の経験を最大限に活かし、キャリアアップの道を切り開いていくことができるはずです。

これから異業種転職やキャリアチェンジを考えている方に、少しでも役立つ情報をお届けできれば幸いです。

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